「行政書士会の要」と言われるような存在になれるよう、日々、奮闘してます。
相続手続き~別れと再会と~
 ある日のこと、妻(Aさん)が亡くなられたとのことで、その夫(Aさんの夫)から相続手続きの依頼がありました。

 Aさんの夫の話によりますと、ご夫婦の間には子どもはいらっしゃらないのですが、Aさんは前に結婚されていたことがあり、その当時のAさんの子どもがいるはず、とのことでした。

 Aさんは、その当時、離婚せざるを得ない状況があって、幼い我が子を手放さなければならなかったようです。

 それ以来、50年以上もの時間が経過しましたが、Aさんは、一度も我が子と再会することはなかったようです。

 戸籍などを取り寄せて、詳しく調査をした結果、Aさんのご長男と連絡を取ることができました。

 ご長男は、実母(Aさん)の存在は知らされていたようですが、当時は幼かったので、Aさんの顔も姿も全く覚えていないとのことでした。

 ご長男のご希望は、Aさんの写真がほしいこと、Aさんの仏壇に線香をあげさせてほしいことの二つでした。

 Aさんの夫は、そのご希望を快く了承され、相続手続きは問題なくすすめることができました。

 ご長男が、Aさん宅を訪問されるときに、私も同席させていただきました。

 その時のご長男の仏壇に向かって手を合わせる姿に、良かったと思える一方で、亡くなられてからの再会では、残念と言うか、悲しいというか、何か複雑な気持ちでその様子を見ていました。

        遺産分割協議書
         (遺産分割協議書のイメージ画像です。
                      本文とは関係ありません。)

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夫婦お互いの遺言
 少し前の話ですが、Aさん夫妻から相続と遺言について相談がありました。

 詳しくお話を聞きますと、Aさん夫妻には子どもは無く、それぞれの両親は既に他界されていて、それぞれには兄弟姉妹がおられるとのことでした。

 このような状況で、Aさん夫妻のどちらかが先に死亡された場合、遺言書が無ければ、残された夫もしくは妻と、亡くなられた方の兄弟姉妹が相続することになります。

 Aさん夫妻は、以前、お子さんのいない知り合いの方が、相続のことで、兄弟姉妹とのやり取りに大変苦労されていた様子を見て、相続について考え始めたとのことでした。

 また、後々、生活をしていくことを考えると、兄弟姉妹に財産の一部が相続されるかもしれない状況に不安をお持ちとのことでした。

 お話をさせていただいた結果、Aさん夫妻は、お互いに対して、財産のすべてを相続させる旨を書いた遺言書を、公正証書遺言として、遺しておくことにされました。

 そのようにしておけば、兄弟姉妹に相続することもないし、なおかつ、遺言書で遺言執行者を定めておけば、遺言執行者が手続きを進めることができます。

 公正証書遺言の作成には、証人2人の立ち合いが必要ですので、行政書士のY先生にも協力をお願いして、私とY先生が証人となることになりました。

 後日、私の方で準備を整えて、Aさん夫妻とY先生とで公証役場に出向いて、公正証書遺言の作成手続きをしました。

 Aさん夫妻は、できあがった遺言書を見て、少し安心された様子でした。

 あれから少し時間が経過していますが、Aさん夫妻は、今なお仲良く落ち着いて暮らしておられることと思います。


 上記の文章だけでは、遺言について分かりにくいところもあったかと思いますので、詳しくは、運営サイトの「相続・遺言サポーターズ」をご覧ください。

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市役所行政書士相談~解決に向けて~
 先月の話ですが、座間市役所で行政書士相談会(相続・遺言相談)がありました。

 毎月2回行われているのですが、この日は私が担当でした。

 相続や遺言の概要をお話するだけで済むご相談もありましたが、思いもよらないところから相続が発生して、これからどう解決して行こうかと悩んでおられる方もいらっしゃいました。

 また、全く疎遠になっていた親族からの相続が発生して、相談者ご自身もあまり深く係わりたくないと思っていても、係わらざるを得ない状況に悩んでおられる方もいました。

 少し重い内容のご相談で、涙を浮かべながら相談する方もおられました。

 時間の制約もありますので、全てにおいて解決とまではいきませんが、それぞれのご相談に解決の方向性だけは示せたのではないかと思います。

 毎回相談会を担当して感じることですが、想像するよりも相続のことで悩んでいる方が多くいらっしゃるように思います。

 今後も行政書士として少しでもお役にたてればと思っています。


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遺言書の書き直し
 今年の初めに、Aさんから年賀状が届きました。

 以前、当事務所でAさんの遺言書を作成して、公正証書にしたことがありますので、それ以来、毎年、年賀状のやり取りをしています。

 ところが、Aさんの年賀状に書かれた住所は、いままでAさんが住んでおられたところとは違っていました。

 その住所を確認してみますと、そこは老人ホームの所在地でした。

 私は、Aさんのことが気になったので、その老人ホームに行ってみました。

 受付で確認すると、入所されていることが分かりましたので、取り次いでもらって、Aさんにお会いすることができました。

 Aさんは、私が想像していたよりも元気そうにしておられました。

 お話を伺いますと、Aさんは、その後の状況も変わったので、遺言書の内容を書き直して、改めて公正証書にしたいとのお考えを持っておられました。

 そこで、その後、何度かAさんにお会いして、Aさんに確認しながら遺言書作成の準備をすすめました。

 その間、Aさんは、体調を崩されたこともあって、病院に入院後、リハビリセンターに移られました。

 結局、そのリハビリセンターに公証人の先生に来てもらって、公正証書遺言が作成されることになりました。

 事前に、公証人の先生と打ち合わせをしていましたので、スムースに公正証書遺言の作成手続きを終えることができました。

 以前の遺言書と同じく、Aさんのお世話になった方への感謝のお気持ちと、末永くご親族の幸せを願うお気持ちが込められた遺言書となりました。

 私は、この遺言書を通じて、Aさんのお気持ちを、関係する方々に温かく受け止めて頂けるものと確信しています。

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市役所行政書士相談~前向きに~
 一昨日は、座間市役所での行政書士相談(相続・遺言相談)の日でした。

 毎月2回行われているのですが、この日は、S先生と私が担当でした。

 毎回月初めに座間市役所で相談予約の受け付けがありますが、1回の相談日につき6件までという予約枠はすぐに埋まるようです。

 それだけに相続のことで悩んでいたり、疑問に思っていたりする方が多いということだと思いますが、この日も6件の相談がありました。

 1件につき相談時間は30分ですので、相続や遺言の概要をお話する程度で時間が来てしまうことが、ほとんどでした。

 それでも納得した表情で帰られる様子を見ると、こちらも安心した気持になりました。

 なかには相続や遺言そのものの相談というよりも、相続に関係して、“お墓をどうするか”とか“兄弟姉妹とどのように接するか”などの、一般的な相談もありました。

 その場合は、一通りお話を聞いて、常識の範囲でお答えいたしました。

 相続や遺言の話をするということは、「死」に伴った話をするということになります。
 
 でも、ご家族や親族、そして、その関係する人たちが良い関係を保って前向きに生きていくための大切なことだと思います。

 それだけに、今後も誠意ある対応を心掛けたいと思っています。

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相続手続~感謝の気持ち~
 数年前ですが、相続についてAさんから依頼があったときのことです。

 Aさんのお母さんは半年ほど前に他界され、またその数カ月後にお父さんも亡くなられたとのことでした。

 Aさんには、遠方に住む弟さんがおられましたので、相続人は、AさんとAさんの弟のお二人でした。

 お母さん名義の財産とお父さん名義の財産とがありましたので、それぞれを被相続人とした遺産分割手続をすることになりました。

 弟さんには、遠方に住んでおられるということで、郵便でのやり取りをして必要な書類を揃えて頂きましたが、手続は比較的スムースに進みました。

 手続きが完了し、その報告をするために、お預かりしていた書類を持ってAさん宅にお伺いしました。そして、その時に報酬を頂くことになっていました。

 報酬を頂くときに、Aさんは、「この金額でお支払いしたい。」とお伝えしていたよりも多くのお金を差し出されました。

 「いろいろと相談にのって頂いて感謝しております。」とのことでした。

 請求した金額よりも多く支払いたいとの申し出は、感謝の気持ちからということでしたので、有難くすべて報酬として頂くことにしました。

 これからも依頼者に満足いただけるような仕事を常に心がけたいと思っています。

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13名の相続人
 一昨年のことですが、Aさんから、相続手続に関する依頼がありました。

 早速Aさん宅にお伺いしてお話を聞かせて頂いたところ、今回亡くなられたBさん(被相続人)は、Aさんの伯母に当たる方で、Bさんにはお子さんは無く、Bさんの夫もご両親も先に他界され、また、遺言書は無いとのことでした。

 戸籍などを取り寄せて詳しく調べたところ、相続人は、Bさんの兄弟姉妹、甥、姪の合わせて13名ということが分かりました。

 相続人が多いということもそうですが、Bさんのお父様は再婚されていたり、養子縁組をしたお子さん(つまりはBさんのご兄弟にあたりますが)がおられたりということもあって、相続関係を調べるのに多くの時間を要しました。

 相続人の中には、Aさんとは全く交流がない方も数人おられましたので、あちらこちらのご親戚のご協力を頂くことで、これまた多くの時間を要しましたが、なんとか遺産分割協議が成立するに至りました。

 遺産については、銀行口座や証券会社の口座は何社にもおよび、また不動産も遠方にあるものもありましたので、やはり分割の手続きにも多くの時間を要することになりました。

 結局、依頼を受けてから手続きのすべてが完了するまでに、1年近くかかりました。

 Aさんは、「とても私たちだけで進めることは無理でした。」「お願いして良かった。」と言って下さいました。

 また、銀行や証券会社の担当者は、「相続人とのやり取りだけだったら本当に大変だったと思います。」「関わってくれて良かった。」と言っておられました。

 私も「無事に完了することができて本当に良かった。」と思っています。

 これまで、Aさん宅に何度もお伺いして打合せをしましたが、その度に、柏餅などの甘いものをご用意くださいました。

 1年近くも通していろいろと甘いものを頂戴することができましたことも、甘いものが好きな私にとっては、これまた「良かった」ことであります。

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相続手続~明るい表情へ~
 ある日の夕方、以前私の事務所で相続手続を行った事のある方から電話がありました。

 知り合いのAさんが相続の件で非常に悩んでおられるので、すぐにでもAさんと会ってほしいとのことでした。早速その日の夜、Aさんにお会いする事にしました。

 Aさんは非常に疲れておられるように見えました。相続の話が上手くすすんでいないとのことでした。

 Aさんは遺産分割の内容に納得がいかないのですが、兄弟や親戚からは「他の皆はこの分け方で納得しているのに、どうしてお前だけが勝手なことを言うのか」と責められているとのことでした。Aさんも「自分だけが聞き分けが悪いのかもしれない」と自分自身を責め始めていました。

 よくよく話を聞いてみますと、Aさんが納得いかないのはもっともなようにも感じました。

 Aさんは相続についてあまりご理解なさっていなかったようでしたので、まずは相続手続の一般についてお話をすることにしました。そして最後に私は「納得がいかないことをはっきりと伝えればきっと分かってもらえると思いますよ。」と付け加えました。

 私の話を聞いて、Aさんは「そんなに多くを分けてもらおうとは思っていませんが、最近は何か主張することが悪いことのように思えてきて、少し気が滅入っていました。」「でも、私の言っていることが、わがままでも何でもないことだと分かりましたので、明日にでも兄弟や親戚にもう一度話すことにします。」とすっきりとした表情で話されました。

 2時間ほどお話をしたと思いますが、私が帰るときに玄関まで見送ってくれたAさんの明るい表情が印象的でした。

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相続手続~納得のいく仕事のすすめ方~
 数年前の話ですが、父親が他界されたとのことで、相続についてAさんから依頼がありました。

 早速、Aさん宅にお伺いしましたところ、母親と2人の姉のうち2番目のお姉さんとAさん夫婦の4人が同居されていました。今現在4人が住んでおられる父親名義の土地建物は、全てAさんが相続する事で皆さん了承されているとのことでした。

 後日、遺産分割協議書などの必要な書類を作成して再度Aさん宅にお伺いしました。

 その日に、相続人の皆さんに集まって頂くことになっていましたが、2番目のお姉さんは急な仕事で外出されているとのことでした。Aさんが2番目のお姉さんから実印を預かっているとのことで、2番目のお姉さんの実印も代わりに押して手続をすすめたいとのことでした。

 私は、Aさんは私に再度訪問しなければならないような二度手間をさせては申し訳ないというお気持ちから、実印を預かられたように感じました。

 書類にとりあえず実印を押してもらって事務的にすすめるほうが、私にとっては都合の良いことなのかもしれませんが、2番目のお姉さんが了解されているとはいえ、ご本人の居ないところで別の人が書類に実印を押して手続をすすめることについて〝Aさんやそのご家族とって本当に良いことなのか〟という疑問が私にはありました。

 「相続人の皆さんそれぞれがご自分で書類に実印を押すほうが、後々のことを考えると良いのではないですか。」「お母さんと2番目のお姉さんとも今現在同居されているのですから、その方が良い関係を今後も続けていくことができるように思います。」「私ならもう一度来れば済むことですから。」と私は言いました。

 Aさんもできれば私が言うようにする方が良いと考えられていたようでしたので、その日は、書類をお預けして帰ることにしました。

 後日、相続人の皆さんの実印の押された書類を受け取り、土地建物の登記は普段からお付き合いのある司法書士の先生にお願いして、必要な手続は完了することができました。

 私は〝ただ手続をすれば良い〟という仕事のすすめ方には納得できません。たとえ結果が同じであったとしても、手続をすすめるうえでのプロセスも大切にして行きたいと思っています。


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長い遺言書

 数ヶ月前に、Aさんから遺言書作成の依頼がありました。Aさんは夫に先立たれ、お子さんもいらっしゃらなくて、一人暮らしでした。

 Aさんは、自分自身のそして夫側の、両家の皆様には大変お世話になったと感謝しておられました。Aさんは、ご自身が他界した後は、両家の兄弟姉妹そして甥や姪に、夫と共に築いた財産を分与したい、特に、お墓を後々守ってくれる人には、多く財産を引き継いでもらいたいと考えておられました。

 Aさんが遺産を分与したいと考えている両家の兄弟姉妹そして甥や姪は、合わせて十数人いらっしゃったのですが、両家の兄弟姉妹もご高齢であったこともあり、相続発生時のご健在の方々によって、その分け方をかえたいとのことでした。

 遺言書をその都度書きかえる事もできるとお伝えしたのですが、全て書いておきたいとのことでしたので、Aさんのご希望に添うようすすめることにしました。

 相続発生時にご健在されている方々を、いろいろな組み合わせで想定してみると、三十数通りの分割方法が考えられ、結局は、長い文面の遺言書となってしまいました。

 Aさんといっしょに公証役場に行き、公正証書遺言にしました。

 帰り際、公証人の先生が「Aさんのお気持ちを最大限に尊重して、お話を聞いてあげたということですね。それは大変でしたでしょうけど、良かったと思いますよ。」とお話しくださり、私にとっては、うれしい一言でした。



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