「行政書士会の要」と言われるような存在になれるよう、日々、奮闘してます。
離婚の危機
 先日、Aさんから「離婚を考えているので相談したい」と電話がありました。

 Aさんは、ずいぶん前に外国人の奥さんと国際結婚をされたのですが、その時の在留資格の手続きを当事務所で行いました。

 その当時、オーバーステイだったAさんの奥さんの、“退去強制になるかもしれない”という不安を抱きながら日々過ごされている様子が頭に浮かんできました。

 そして、私は“何度も打ち合わせをして、やっとの思いで在留資格を取得することができたのに残念だなあ”と思いつつも、Aさんに会いに行きました。

 Aさんに会って話を聞きますと、離婚を思いとどまったとのことでした。

 習慣の違いやものの考え方の違いから、夫婦喧嘩をすることが何度もあったようですが、「昨日、話し合ってやり直すことにしました」とのことでした。

 お子さんが、何度も夫婦喧嘩の仲裁に入ったりすることがあったようで、気を遣っている我が子の様子を見て、子どものためにと思って、離婚を思いとどまられたようです。

 以前、Aさんの奥さんの在留資格が認められ、家族が離れずに済んだのも、その当時生れたばかりのお子さんの存在が大きかったように思います。

 そして、今回の離婚の危機もお子さんに救われたように思います。

 子は「かすがい」と言いますが、本当にそう思います。

 最後に、Aさんは、「妻のことをもう少しゆっくりと見ていきます」とおっしゃっていました。

 まずはよかった、よかった。

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テーマ:日記 - ジャンル:ビジネス

在留特別許可~依頼者のうそ~
 一昨年のことですが、外国人女性のAさんから在留特別許可について相談があったときの話です。

 ある日、Aさんから次のような電話がありました。Aさんは、オーバーステイとなって不法滞在ではありますが、日本人男性と結婚して暮らしているので、在留資格を取得して、今後も引き続き日本で暮らしたいとのことでした。
 
 早速、私は、Aさん夫婦が住むマンションに行って、Aさん夫婦に直接お会いして話を聞くことにしました。

 Aさん夫婦は、数ヶ月前に婚姻届を市役所へ提出していましたが、Aさんのそれ以前の経緯に不明なところがありましたので、私は、予めこちらで用意していた履歴書を渡して、「この次にお会いするときまでに、その詳細を履歴書に書いておいてください。」とお話し、その日はそれで帰ることにしました。

 それから、Aさんから連絡がない事に気にはなっていましたが、2週間ほど経って、Aさんから電話がありました。「ごめんなさい。うその結婚でした。」

 婚姻届を提出済みとはいえ、実態のない結婚では在留資格は認められませんし、当然にこの案件はここで中止です。

 Aさんは、おそらく、矛盾なく履歴書を書くことができなかったのだと思います。そして、現実を知って、あきらめて電話をしてきたのだと思います。

 Aさんの私に対する「ごめんなさい」の謝罪の言葉は、罪の意識とともに、私に対する申し訳ないとの素直な気持ちだったと受け止めています。

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在留特別許可~断念~
 数か月前の話ですが、日本人女性のAさんから、在留特別許可について依頼がありました。

 Aさんの内縁関係にある外国人男性のBさんが、オーバーステイのために警察署に拘留されているとのことでした。(後にBさんの身柄は入国管理局に移されました。)

 Bさんは、このまま本国に退去強制となる可能性があり、そうなると入管法により5年間は日本に入国する事はできません。また、Aさんは、施設に入所している母親の面倒を見る必要があり、今後も日本で生活を続けなければなりません。この二人にとっては、どうしても在留特別許可の手続をすすめる必要がありました。

 私は、入国管理局に出向いてBさんに面会して詳しくお話を伺い、また、Bさんの勤める会社の社長に会って協力を依頼し、更には、二人の事をよく知るAさんの友人に上申書を書いてもらうようお願いをするなど、二人の婚姻手続とともに、Bさんの在留特別許可手続の準備を進めていました。

 しかしながら、私が依頼を受けてから数週間経ったある日、Aさんから「二人で話し合った結果、在留特別許可を断念します。」との連絡がありました。

 Aさんは、Bさんのお兄さん(本国在住)と連絡を取ったとのことで、Bさんのお兄さんからは「弟が入国管理局に拘留されている状況には耐えられません。出来るだけ早く本国に帰してやってほしい。」との話しがあったようです。また、Aさんの友人からも「一旦Bさんが本国に帰ってから、今後の二人のことを考えたほうが良い。」と強く言われたようです。

 私は、在留特別許可を目指して最大限尽くす事がこの二人にとって一番良い事と信じて進めて来ましたが、Bさんが本国に帰った後の5年間も永いですが、入国管理局に拘留されている一日一日もこの二人にとっては永かったのだと思います。

 二人で決められた事が一番良い結果であった、と私は信じたいです。

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在留特別許可~最後の夕食~
 オーバーステイの外国人妻のAさんに関する在留特別許可についての話です。

 AさんとAさんの夫(日本人)に何度か会ってお話を聞き、入国管理局に提出する書類は揃っていました。

 Aさんの夫の仕事の都合も考慮して、入国管理局に出頭する日を予め決めていましたが、その前日のお昼頃にAさんに会って、手続きについての最終の確認と説明をしました。

 ところが、Aさんの日本に来るまでの経緯について、Aさんの記憶違いが少しだけですがあることが分かりましたので、書類の内容を一部訂正することにしました。

 訂正する旨をAさんに伝えて事務所に戻りましたが、ほんの数行の訂正であっても、Aさんの夫にも訂正内容の確認と説明を直接しておく方がよいと考え、その晩、その訂正した書類を持って、Aさん夫婦の家に行きました。

 書類を渡して訂正箇所を示すだけですから、そんなに時間も掛からないだろうと思い、特にアポイントは取らなかったのですが、行ったときには、4歳になるお子さんも含めて家族全員で食事に出かけられるところでした。

 入国管理局に出頭した場合の最悪の可能性として、Aさんが収容され、本国に退去強制となることも考えておく必要がありましたので、『家族揃って全員で食事ができるのは最後かもしれない。』というお気持ちで食事に出かけられるのではないか、と私には感じられました。

 出頭当日は、Aさんは収容されずに済みました。そして、その後、何度かAさん夫婦は入国管理局に出頭し、最終的にAさんには「日本人の配偶者等」という在留資格が認められました。

 今では当時4歳だったお子さんも小学校生になり、みなさん幸せに暮らしておられるようです。


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在留特別許可~専門家としての自覚~
 ある日、オーバーステイの外国人女性のAさんに関する在留特別許可について依頼を受けたときのことです。

 Aさんの夫(日本人)は会社を経営していて、仕事が忙しくてすぐには時間が取れないとのことでしたが、Aさんの夫の姉であるBさんがいろいろと事情に詳しいとのことでしたので、まずはAさんとBさんに会ってお話を聞くことにしました。

 早速、Aさん宅に伺いましたが、そこにはAさんとBさんのほかに、3歳になったばかりのAさんの子供もいました。AさんとBさんのお二人から一通りお話を聞き、お手元にある資料はすべて見せていただきました。

 そこで、Bさんが私に、「今回の件は、お願いできますでしょうか。」と尋ねられました。

 「内容は概ね分かりました。弟さん(Aさんの夫)にお会いしてからしか具体的にはすすめられませんが、今回のご依頼につきまして・・・」と私が言いかけたところで、Bさんは、身を乗り出すようにして私の顔を見ました。

 「・・・お引き受いたします。」と私が言い終わったとたん、Aさんもそうですが、特にBさんは姪(Aさんの子供)を抱きかかえて、その姪に向かって、「よかった、よかった。引き受けてくれるって、よかったねぇ。」と言って、まるで許可が認められたかのように喜んでいました。

 私は、許可取得の可能性はあるとの考えから、ご依頼をお引き受けすることにしましたが、何ら許可が保証されているわけでもありませんし、最悪の場合、Aさんが本国へ退去強制させられる可能性もありました。

 このBさんの喜ぶ姿は、私にとっては“心が痛い”というか、“重いものを引き受けた”というように感じました。

 私たちは、少なくともこの分野においては専門家であるわけですから、これが資格を持って仕事をするということだと改めて感じさせられました。

 私は、考えられる事、やれることはすべてやりつくそうと心に決めました。

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