ずいぶん前の話になりますが、産業廃棄物の中間処理を事業とするA社からの依頼の話です。
施設用地を拡大して、保管施設の増設と既存の処理施設の移動(施設用地内での位置の変更)を計画していて、それに係る手続きを進めてほしいとのことでした。
依頼の内容は、 “処理施設を移動させる”だけ、なのかもしれませんが、実は、そんなに簡単な話ではありません。
「産業廃棄物処分業の変更届」と「処理施設の変更許可申請」をする必要があり、それに伴って、「環境影響調査」を求められ、更には、施設用地の形が変わることから、建築基準法(第51条)の検討も必要となります。
建築基準法(第51条)については、何とかクリアできたのですが、「環境影響調査」が問題でした。
いろいろな事情から、私自身が環境影響調査を行うことになったのです。
図書館には何度も通い、県の専門機関にも何度も質問をし、最終的には、物理とは縁遠い文系の頭で、何とかやり終えることができました。
「完ぺき」というわけではなかったと思いますが、形にはなったのではないかと思います。よかった、よかった。

施設用地を拡大して、保管施設の増設と既存の処理施設の移動(施設用地内での位置の変更)を計画していて、それに係る手続きを進めてほしいとのことでした。
依頼の内容は、 “処理施設を移動させる”だけ、なのかもしれませんが、実は、そんなに簡単な話ではありません。
「産業廃棄物処分業の変更届」と「処理施設の変更許可申請」をする必要があり、それに伴って、「環境影響調査」を求められ、更には、施設用地の形が変わることから、建築基準法(第51条)の検討も必要となります。
建築基準法(第51条)については、何とかクリアできたのですが、「環境影響調査」が問題でした。
いろいろな事情から、私自身が環境影響調査を行うことになったのです。
図書館には何度も通い、県の専門機関にも何度も質問をし、最終的には、物理とは縁遠い文系の頭で、何とかやり終えることができました。
「完ぺき」というわけではなかったと思いますが、形にはなったのではないかと思います。よかった、よかった。

埼玉県川口市で、「2017年度 経営改善塾~環境と事業の一体化による中小企業経営革新の実現~」と題して講演会が行われ、私も講師のうちの一人として参加致しました。
基調講演には、講師に、経済産業省関東経済産業局の職員の方をお招きして、「国の省エネ関連補助制度」について、お話を頂きました。
何人かの講師に続いて、私は、「不祥事から見えるもの~廃棄物処理法の罰則より」と題して、廃棄物処理に関する企業リスクについて話をさせて頂きました。
基調講演には、講師に、経済産業省関東経済産業局の職員の方をお招きして、「国の省エネ関連補助制度」について、お話を頂きました。
何人かの講師に続いて、私は、「不祥事から見えるもの~廃棄物処理法の罰則より」と題して、廃棄物処理に関する企業リスクについて話をさせて頂きました。
ずいぶん前の話になりますが、廃棄物処理業者のA社の話です。
A社は、廃棄物処理事業に加え、食品廃棄物のリサイクル事業への参入を考えていました。
そこで、当事務所は、新しい設備の導入の可否について経営者とともに検討することになりました。
設備メーカーの紹介により、食品廃棄物のリサイクル工場に出向いて見学する機会に恵まれました。
この処理工場では、食品廃棄物に熱を加えながらかくはんして、発酵処理し、肥料化する様子を見ることができました。
肥料化したものを製品として販売する場合には、適正な塩分濃度を含め、成分の安定化が求められ、食品廃棄物の排出事業者からの品質・量ともに安定的な供給が重要なポイントとなります。
例えば、パン製造工場などの製造業者から排出される食品廃棄物は、大量の単一物質で、不純物混入の可能性が低く、安定したリサイクル製品(肥料など)の供給には向いているといえます。
リサイクル事業は、一般に設備産業であることから大きな投資を必要とし、また、ニーズに合った製品の製造が求められ、経済力と技術力が大きな課題となります。
新規事業を始めるには、どの事業においても簡単に進められるものではありませんが、A社の件についても、十分な検討が必要となりました。
A社は、廃棄物処理事業に加え、食品廃棄物のリサイクル事業への参入を考えていました。
そこで、当事務所は、新しい設備の導入の可否について経営者とともに検討することになりました。
設備メーカーの紹介により、食品廃棄物のリサイクル工場に出向いて見学する機会に恵まれました。
この処理工場では、食品廃棄物に熱を加えながらかくはんして、発酵処理し、肥料化する様子を見ることができました。
肥料化したものを製品として販売する場合には、適正な塩分濃度を含め、成分の安定化が求められ、食品廃棄物の排出事業者からの品質・量ともに安定的な供給が重要なポイントとなります。
例えば、パン製造工場などの製造業者から排出される食品廃棄物は、大量の単一物質で、不純物混入の可能性が低く、安定したリサイクル製品(肥料など)の供給には向いているといえます。
リサイクル事業は、一般に設備産業であることから大きな投資を必要とし、また、ニーズに合った製品の製造が求められ、経済力と技術力が大きな課題となります。
新規事業を始めるには、どの事業においても簡単に進められるものではありませんが、A社の件についても、十分な検討が必要となりました。
ずいぶん前の話になりますが、会社更生手続の申立がなされ、保全管理期間にあるA社(産業廃棄物処理業者【収集運搬・処分(中間処理)】)についての話です。
A社の保全管理人である弁護士のB先生からスポンサーとして支援を要請されている会社のC社長から、当事務所に依頼がありました。
C社長からの依頼の内容は、「A社の産業廃棄物処理業の許可の現状と今後の見込みについて詳しく知りたいので、A社に行って話を聞いてほしい」とのことでした。
今回の場合、許可が今後も継続される事が確認されてこそ再建の道が開かれるものであり、A社にとっても支援するスポンサーのC社長にとっても、許可の整備が大きなポイントの一つである事は間違いありませんでした。
私は、早速、A社に行って話を聞くことにしました。B先生と3人の職員の方が応対してくださいました。
職員の方の説明によりますと、「施設の配置が変わってしまっているので変更届を提出する予定ですが、この届出が完了すると後は特に問題ありません」とのことでした。
しかし、この場合、産業廃棄物処分業の変更届のほかに処理施設変更許可申請が必要となり、環境影響調査も求められ、場合によっては建築基準法(第51条)が関わってくるかもしれません。
私はB先生にそう簡単にすすめられるものではない事を伝えました。最初は和やかだったB先生の表情も変わり、真剣なまなざしで私の話を聞いておられました。
私が更に詳しくお伝えしましたところ、B先生はすぐに理解くださいました。そして、「届出と申請とでは全く意味が違いますよ」とB先生が職員を正す場面もありましたが、すぐに対応するよう指示されました。
翌日、C社長にA社の許可の原状と今後について報告をしました。C社長からは、「更にA社の再建に向けて力になってほしい」との要請があり、また、B先生も私が関わる事を了承されました。
私は、許可申請についてA社の職員からの質問を受けるとともに、今後は行政との打ち合わせに同席する事になりました。
A社の職員の方々は、出来れば自分たちの手だけで会社を再建したいという思いが強く、後から関わってきた私対して、ためらいや抵抗そして不安をもっておられるように感じました。
そこで、私はA社の職員からの質問に一つ一つ丁寧にお答えし、許可取得に向けて確実に実践していくことで、職員の皆さんの信頼を得られるよう努めました。
結局、建築基準法(第51条)の問題は解決し、環境影響調査の結果については、処理工程の改善により、条例で定められた数値内に収めることができました。
私は、許可申請書が行政で受け付けられるのを確認し、その後は直接関わる事は無かったのですが、会社再建に向けて、行政書士として、わずかながらでも力になれたことを大変嬉しく思っています。
A社の保全管理人である弁護士のB先生からスポンサーとして支援を要請されている会社のC社長から、当事務所に依頼がありました。
C社長からの依頼の内容は、「A社の産業廃棄物処理業の許可の現状と今後の見込みについて詳しく知りたいので、A社に行って話を聞いてほしい」とのことでした。
今回の場合、許可が今後も継続される事が確認されてこそ再建の道が開かれるものであり、A社にとっても支援するスポンサーのC社長にとっても、許可の整備が大きなポイントの一つである事は間違いありませんでした。
私は、早速、A社に行って話を聞くことにしました。B先生と3人の職員の方が応対してくださいました。
職員の方の説明によりますと、「施設の配置が変わってしまっているので変更届を提出する予定ですが、この届出が完了すると後は特に問題ありません」とのことでした。
しかし、この場合、産業廃棄物処分業の変更届のほかに処理施設変更許可申請が必要となり、環境影響調査も求められ、場合によっては建築基準法(第51条)が関わってくるかもしれません。
私はB先生にそう簡単にすすめられるものではない事を伝えました。最初は和やかだったB先生の表情も変わり、真剣なまなざしで私の話を聞いておられました。
私が更に詳しくお伝えしましたところ、B先生はすぐに理解くださいました。そして、「届出と申請とでは全く意味が違いますよ」とB先生が職員を正す場面もありましたが、すぐに対応するよう指示されました。
翌日、C社長にA社の許可の原状と今後について報告をしました。C社長からは、「更にA社の再建に向けて力になってほしい」との要請があり、また、B先生も私が関わる事を了承されました。
私は、許可申請についてA社の職員からの質問を受けるとともに、今後は行政との打ち合わせに同席する事になりました。
A社の職員の方々は、出来れば自分たちの手だけで会社を再建したいという思いが強く、後から関わってきた私対して、ためらいや抵抗そして不安をもっておられるように感じました。
そこで、私はA社の職員からの質問に一つ一つ丁寧にお答えし、許可取得に向けて確実に実践していくことで、職員の皆さんの信頼を得られるよう努めました。
結局、建築基準法(第51条)の問題は解決し、環境影響調査の結果については、処理工程の改善により、条例で定められた数値内に収めることができました。
私は、許可申請書が行政で受け付けられるのを確認し、その後は直接関わる事は無かったのですが、会社再建に向けて、行政書士として、わずかながらでも力になれたことを大変嬉しく思っています。
少し前になりますが、埼玉県で、「経営改善塾~環境と事業の一体化による中小企業経営革新の実現~」と題して講演会が行われ、私も講師のうちの一人として参加致しました。
まず最初に、基調講演として、経済産業省関東経済産業局の職員の方から、「環境視点による経営改善テクニック 国の省エネ関連補助制度」というテーマでお話がありました。
それに続いて、別の講師から経営革新の事例発表があり、その後に休憩を挟んで、私の講演となりました。
私は、一時はマスコミでも大きく取り上げられた「廃棄食品の不正流通事案」を例にして、廃棄物処理に関する企業のリスクについて話をしました。
そして、そのうえで、そのリスク回避のための社内体制の確立や関係事業者との連携の重要性についてのお話をさせて頂きました。
講演会終了後に、講師をされました関東経済産業局の職員の方から、私の講演について、「大変勉強になりました」との感想もいただき、とりあえずは無事に講演会が終了して、良かったと思っています。
まず最初に、基調講演として、経済産業省関東経済産業局の職員の方から、「環境視点による経営改善テクニック 国の省エネ関連補助制度」というテーマでお話がありました。
それに続いて、別の講師から経営革新の事例発表があり、その後に休憩を挟んで、私の講演となりました。
私は、一時はマスコミでも大きく取り上げられた「廃棄食品の不正流通事案」を例にして、廃棄物処理に関する企業のリスクについて話をしました。
そして、そのうえで、そのリスク回避のための社内体制の確立や関係事業者との連携の重要性についてのお話をさせて頂きました。
講演会終了後に、講師をされました関東経済産業局の職員の方から、私の講演について、「大変勉強になりました」との感想もいただき、とりあえずは無事に講演会が終了して、良かったと思っています。
先週、「ワンプラネット・バナナペーパーフェス2015」に行ってきました。
バナナペーパーを紹介するイベントと言ってもいいとは思いますが、現地ザンビアでのバナナペーパーに関わる最新報告、環境や社会の課題についてのパネルディスカッションなどがありました。
バナナペーパーは、アフリカ南部ザンビアの村で、廃棄するしかなかったバナナの茎から繊維を取り出し、日本の和紙工場で古紙を加えて作られています。
ザンビアで新たな雇用を生み出し、途上国の貧困問題と環境問題とを同時に解決していくことに繋がっています。
フェスの後に行われた懇親会で、現地責任者のビリーさんと肩を組んで写真を撮らせていただきました。
私は、ビリーさんのことをウェブサイトなどで知っていますが、おそらく、ビリーさんは私が何処の誰だかよく分かっていなかったと思います。
それでも肩を組めばお互い“ごきげん”で、「なんだか平和だなぁ」と、勝手に納得しておりました。
(H27.10/31フェイスブックより)

以下に、株式会社 ワンプラネット・カフェのサイトを紹介しておきます。
⇒ http://oneplanetcafe.com/
バナナペーパーを紹介するイベントと言ってもいいとは思いますが、現地ザンビアでのバナナペーパーに関わる最新報告、環境や社会の課題についてのパネルディスカッションなどがありました。
バナナペーパーは、アフリカ南部ザンビアの村で、廃棄するしかなかったバナナの茎から繊維を取り出し、日本の和紙工場で古紙を加えて作られています。
ザンビアで新たな雇用を生み出し、途上国の貧困問題と環境問題とを同時に解決していくことに繋がっています。
フェスの後に行われた懇親会で、現地責任者のビリーさんと肩を組んで写真を撮らせていただきました。
私は、ビリーさんのことをウェブサイトなどで知っていますが、おそらく、ビリーさんは私が何処の誰だかよく分かっていなかったと思います。
それでも肩を組めばお互い“ごきげん”で、「なんだか平和だなぁ」と、勝手に納得しておりました。
(H27.10/31フェイスブックより)

以下に、株式会社 ワンプラネット・カフェのサイトを紹介しておきます。
⇒ http://oneplanetcafe.com/