「行政書士会の要」と言われるような存在になれるよう、日々、奮闘してます。
相続手続~納得のいく仕事のすすめ方~
 数年前の話ですが、父親が他界されたとのことで、相続についてAさんから依頼がありました。

 早速、Aさん宅にお伺いしましたところ、母親と2人の姉のうち2番目のお姉さんとAさん夫婦の4人が同居されていました。今現在4人が住んでおられる父親名義の土地建物は、全てAさんが相続する事で皆さん了承されているとのことでした。

 後日、遺産分割協議書などの必要な書類を作成して再度Aさん宅にお伺いしました。

 その日に、相続人の皆さんに集まって頂くことになっていましたが、2番目のお姉さんは急な仕事で外出されているとのことでした。Aさんが2番目のお姉さんから実印を預かっているとのことで、2番目のお姉さんの実印も代わりに押して手続をすすめたいとのことでした。

 私は、Aさんは私に再度訪問しなければならないような二度手間をさせては申し訳ないというお気持ちから、実印を預かられたように感じました。

 書類にとりあえず実印を押してもらって事務的にすすめるほうが、私にとっては都合の良いことなのかもしれませんが、2番目のお姉さんが了解されているとはいえ、ご本人の居ないところで別の人が書類に実印を押して手続をすすめることについて〝Aさんやそのご家族とって本当に良いことなのか〟という疑問が私にはありました。

 「相続人の皆さんそれぞれがご自分で書類に実印を押すほうが、後々のことを考えると良いのではないですか。」「お母さんと2番目のお姉さんとも今現在同居されているのですから、その方が良い関係を今後も続けていくことができるように思います。」「私ならもう一度来れば済むことですから。」と私は言いました。

 Aさんもできれば私が言うようにする方が良いと考えられていたようでしたので、その日は、書類をお預けして帰ることにしました。

 後日、相続人の皆さんの実印の押された書類を受け取り、土地建物の登記は普段からお付き合いのある司法書士の先生にお願いして、必要な手続は完了することができました。

 私は〝ただ手続をすれば良い〟という仕事のすすめ方には納得できません。たとえ結果が同じであったとしても、手続をすすめるうえでのプロセスも大切にして行きたいと思っています。


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建設業許可申請~諦めない~
 数か月前、日頃からお世話になっている司法書士の先生からの紹介で、A社から建設業許可申請の依頼がありました。

 A社の社長は、当時勤めていた会社が倒産し、その倒産した会社の従業員と資機材を引き継いで別の会社を立ち上げ、再起を願って事業を行ってこられました。

 ここにきて会社の業績も安定し、建設業許可を取得して事業を更に発展させて行きたいとのお考えからの依頼でした。

 しかしながら、すぐに許可が認められるような状況ではありませんでした。

 許可要件をみたすうえで、A社は、5年間建設工事を行ってきた事を証明する必要がありました。

 通常は、過去5年間の確定申告書や契約書でその工事経験を証明するのですが、今回の場合は、明確に工事と分かる表現が確定申告書と契約書のどちらにも記載されていませんでした。

 用意できる書類では、工事を請負った時に作成された工事内容を表す図面が保存されていましたので、それで証明するしかありませんでした。

 5年分の工事に関する図面を揃えて、行政の担当者と事前に打ち合わせをしましたが、行政の担当者の判断は、「これらの図面からは、建設業を過去5年間行ってきたとは判断できない。」とのことでした。

 もう、このほかに提出できる書類はありませんでした。本当に手詰まりでした。A社の社長も、「残念だけど、許可取得は諦める。」とまで言い出していました。

 私は「過去5年間建設業を行ってきたことが事実である限り可能性はあるはずです。」と言って、社長に諦めないよう促しました。

 何度か打ち合わせをする中で、社長は、「一生懸命やっていただいているので、涙が出そうですよ。」と泣いているようにも、笑っているようにも、どちらとも言えない表情で話すこともありました。

 私は、もう一度同じ図面をもって行き、行政の担当者と話しをすることにしました。

 図面について、『どこがどうなって、何がどう表していて、どういう工事を行ったか。』を前回よりも更に詳しく説明しました。やっと私の説明に納得してくれました。

 結局、5年分それぞれの図面の内容が分かるよう補足説明をした書面を添付することで、最終的には申請書は受理されました。

 申請書が受理された事を社長に報告した時に、社長は、「いろいろな人々のおかげで何とか会社をここまでやってくることができたけど、もう運も残っていないのかなと思っていました。でも、運はまだ少し残っているようですね。」と言って喜んでいました。

 申請書の受理だけをもって許可が認められたということにはなりませんが、審査後には良い結果が得られるものと思います。

 許可を取得して、今後更にA社が発展されることを願うばかりです。

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のんびりとした気分の1日
 先日、普段からお付き合いのある税理士の先生からの紹介で、東京都武蔵村山市にあるA社から許可申請の依頼がありました。早速、打ち合わせのためにA社に行ってきました。結構遠いかなと思いつつも、モノレールを乗りついで行くと、移動距離の割には時間が掛かりませんでした。

 私の乗った時間帯は空いていましたので、座って行く事が出来ました。モノレールの音はそんなにうるさくもなく、少しうとうととしながらの移動でした。

 A社にお伺いして、許可申請の概要をお話しましたところ、許可が取れそうな内容でしたので、後日要件を整えてからもう一度打ち合わせをする事にして、その日は帰ることにしました。

 帰りの電車に乗った時には、ちょうど中学生や高校生の帰宅時間と重なって、多くの学生が乗っていました。私の娘が通っている学校の制服を着た学生も多く見かけましたので、なんとなく私の娘の携帯電話にメールをしました。「お父さんは今、○○駅を出たところ。同じ電車に乗っているかもしれない。もし、お前を見つけたら大声でお前の名前を呼んでしまうだろう。だから、お父さんに見つからないように注意しなさい。」なんともつまらないメールですが、そんな事で楽しんでおりました。

 結局、最寄りの駅に着くと、娘も同じ電車から降りてきました。「メール見た?」の私の問いに、娘の返事は、「見たけど、別に」。つまらないメールには、つまらない返事でした。

 この日は仕事なのに、移動距離が長いということもあって、のんびりと、またゆっくりとした気分で過ごすことができた1日でありました。


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産業廃棄物処理業~ある会社の再建を目指して~
 数年前になりますが、会社更生手続の申立がなされ、保全管理期間にあるA社(産業廃棄物処理業者【収集運搬・処分(中間処理)】)の話です。

 A社の保全管理人である弁護士のB先生からスポンサーとして支援を要請された会社のC社長からの依頼です。「A社の産業廃棄物処理業の許可の現状と今後の見込みについて詳しく知りたいので、A社に行って話を聞いてほしい」とのことでした。

 今回の場合、許可が今後も継続される事が確認されてこそ再建の道が開かれるものであり、A社にとっても支援するスポンサーのC社長にとっても、許可の整備が大きなポイントの一つである事は間違いありませんでした。

 私は、早速A社に行って話を聞くことにしました。B先生と3人の職員の方が応対してくださいました。

 職員の方の説明によりますと、「施設の配置が変わってしまっているので変更届を提出する予定ですが、この届出が完了すると後は特に問題ありません」とのことでした。しかし、この場合、産業廃棄物処分業の変更届のほかに処理施設変更許可申請が必要となり、環境影響調査も求められ、場合によっては建築基準法(第51条)が関わってくるかもしれません。

 私はB先生にそう簡単にすすめられるものではない事を伝えました。最初は和やかだったB先生の表情も変わり、真剣なまなざしで私の話を聞いておられました。

 私が更に詳しくお伝えしましたところ、B先生はすぐに理解くださいました。そして、「届出と申請とでは全く意味が違いますよ。」とB先生が職員を正す場面もありましたが、すぐに対応するよう指示されました。

 翌日、C社長にA社の許可の原状と今後について報告をしました。C社長からは、「更にA社の再建に向けて力になってほしい」との要請がありました。また、B先生も私が関わる事を了承され、許可申請については私に訊くよう職員の方に指示されました。私は、許可申請についてA社の職員からの質問を受けるとともに、行政との打ち合わせに同席する事にしました。

 A社の職員の方は、出来れば自分たちの手だけで会社を再建したいという思いが強く、後から関わってきた私に質問することに、ためらいや抵抗そして不安をもっておられるように感じました。私は一つ一つの質問に丁寧に答え、許可取得に向けて確実に実践していく事で職員の方のためらいや抵抗、不安を取り除くよう努めることにしました。

 結局、建築基準法(第51条)の問題は解決し、環境影響調査の結果については、処理工程の改善により、条例で定められた数値内に収めることができました。

 私は、許可申請書が行政で受け付けられるのを確認し、その後は直接関わる事は無かったのですが、会社再建に向けて行政書士としてわずかながらでも力になれたことを大変嬉しく思っています。


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