「行政書士会の要」と言われるような存在になれるよう、日々、奮闘してます。
ある会社の倒産
 何年か前の話ですが、設立当初から付き合いのあるA社の社長から経営について相談がありました。経営状況が思わしくないとのことでしたので、話を聞いてみましたが、解決策をその場で見出す事はできませんでした。また、私の事務所への支払もわずかではありますが滞っていました。

 私は、社長がA社を今後どのようにして行きたいのかというビジョンを持っていないことが非常に気になっていましたので、「もっと方向性を明確にした上で改めて話をする事にしましょう。」と言って、少し突き放すような対応をしたように思います。そして、後日連絡をもらう事にして、その日はA社を去りました。

 その後、私の事務所に対して滞っていた支払分は、銀行口座に振り込まれていました。『何とか継続してがんばっているのかな』と思いつつも、連絡がないのでこちらからA社に電話を掛けました。ところが電話はつながらず、社長の携帯電話に電話してもやはりつながりませんでした。すぐにA社に行ってみましたが、ビルの中にあったA社はもう既にありませんでした。

 私が話を聞いてどうなるものでもなかったのかもしれませんが、最後の最後どうしようもなく私に相談してきたのかもしれません。今から思えば、私が「もっと方向性を明確にしなければ」と言ったときに、社長は少し涙ぐんでいたようにも思えます。

 今ではA社のあったビルのフロアーには別の会社があり、掲げられていたA社の看板も別の会社の名前になっています。

 あれからもう何年も経ちますが、そのビルの前を車で通るときに、『あの社長はどうしているのだろうか』と思うことがあります。

 若い社長でしたから、またどこかで活躍されているものと信じています。


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