私は、クライアントと付き合う最初の頃は、私がどの様に仕事を進めていくのかを分かってもらうために細かく説明します。場合によっては『くどい』と感じられることもあるかもしれません。また、クライアントの考えをよく知るために、あれこれとよく質問をします。もっと言えば、『根掘り葉掘りと聞く』と言ったほうがいいのかもしれません。しかし、そのうちクライアントとの関係を継続すると、ポイントだけをお話しして、またポイントだけをお聞きしてすすめる様にしています。
先日、ある会社の社長から打ち合わせが終わった時に「はやいですね。(打ち合わせの時間が短いですね。)うちの会社の事をよく理解していただいているようで・・・」と言われました。『以心伝心』とまでは言わなくても、『かゆいところに手が届く』ことができればと思っています。
ところで、私が、『以心伝心』で思い出すのが大リーグの話です。私はBS放送で目を釘付けにして観ていたのですが、当時のドジャーズの野茂投手が大リーグで初めてノーヒットノーランを達成した時のことです。
9回ツーアウト、カウントは、ツーストライク、ツーボール。「野茂の最後の決め球は、やはりフォークボールだろう。」ところが、キャッチャーのピアザのサインに、野茂は血相を変えて首を横に振りながらワインドアップのモーションに入った。「という事は、野茂はいつも『フォークボールを生かすためにも直球が大切』と言っているように、直球へのこだわりから最後は直球勝負か。」
結果は、最後のバッターはフォークボールで空振りの三振アウト。こうしてノーヒットノーランが達成されました。
結果は、最後のバッターはフォークボールで空振りの三振アウト。こうしてノーヒットノーランが達成されました。
それでは、「キャッチャーのピアザは直球のサインを出したと言う事か。」「野茂の直球へのこだわりを理解してのサインだったのか。」そんな事を考えて、自分なりに納得していました。
後にこのことについて雑誌か何かの本で読んだのですが、実際のところは私が想像していたのとは違っていました。
このときピアザはフォークボールのサインを出していた。そして、野茂は首を横に振りながらフォークボールを投げた。ピアザはそのボールを難なくキャッチしてゲームセット、と言うのが本当のところらしい。
ピアザは野茂が首を横に振ってもフォークボールを投げることを分かっていたようです。バッターもフォークボールを予想していたのかもしれませんが、野茂が首を振った事で何を投げてくるのか分からなくなったのでしょう。まさに、『野茂とピアザの以心伝心』です。
このときピアザはフォークボールのサインを出していた。そして、野茂は首を横に振りながらフォークボールを投げた。ピアザはそのボールを難なくキャッチしてゲームセット、と言うのが本当のところらしい。
ピアザは野茂が首を横に振ってもフォークボールを投げることを分かっていたようです。バッターもフォークボールを予想していたのかもしれませんが、野茂が首を振った事で何を投げてくるのか分からなくなったのでしょう。まさに、『野茂とピアザの以心伝心』です。
私の言う『クライアントとの以心伝心』と『野茂とピアザの以心伝心』とは全くレベルの違う話なのかもしれませんが、いずれにしても日頃からよくコミュニケーションをとり、相手の考え方をよく理解して物事を進めていくことが大切なことだと思っています。
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