数か月前の話ですが、日本人女性のAさんから、在留特別許可について依頼がありました。
Aさんの内縁関係にある外国人男性のBさんが、オーバーステイのために警察署に拘留されているとのことでした。(後にBさんの身柄は入国管理局に移されました。)
Aさんの内縁関係にある外国人男性のBさんが、オーバーステイのために警察署に拘留されているとのことでした。(後にBさんの身柄は入国管理局に移されました。)
Bさんは、このまま本国に退去強制となる可能性があり、そうなると入管法により5年間は日本に入国する事はできません。また、Aさんは、施設に入所している母親の面倒を見る必要があり、今後も日本で生活を続けなければなりません。この二人にとっては、どうしても在留特別許可の手続をすすめる必要がありました。
私は、入国管理局に出向いてBさんに面会して詳しくお話を伺い、また、Bさんの勤める会社の社長に会って協力を依頼し、更には、二人の事をよく知るAさんの友人に上申書を書いてもらうようお願いをするなど、二人の婚姻手続とともに、Bさんの在留特別許可手続の準備を進めていました。
しかしながら、私が依頼を受けてから数週間経ったある日、Aさんから「二人で話し合った結果、在留特別許可を断念します。」との連絡がありました。
Aさんは、Bさんのお兄さん(本国在住)と連絡を取ったとのことで、Bさんのお兄さんからは「弟が入国管理局に拘留されている状況には耐えられません。出来るだけ早く本国に帰してやってほしい。」との話しがあったようです。また、Aさんの友人からも「一旦Bさんが本国に帰ってから、今後の二人のことを考えたほうが良い。」と強く言われたようです。
Aさんは、Bさんのお兄さん(本国在住)と連絡を取ったとのことで、Bさんのお兄さんからは「弟が入国管理局に拘留されている状況には耐えられません。出来るだけ早く本国に帰してやってほしい。」との話しがあったようです。また、Aさんの友人からも「一旦Bさんが本国に帰ってから、今後の二人のことを考えたほうが良い。」と強く言われたようです。
私は、在留特別許可を目指して最大限尽くす事がこの二人にとって一番良い事と信じて進めて来ましたが、Bさんが本国に帰った後の5年間も永いですが、入国管理局に拘留されている一日一日もこの二人にとっては永かったのだと思います。
二人で決められた事が一番良い結果であった、と私は信じたいです。
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