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 「行政書士会の要」と言われるような存在になれるよう、日々、奮闘してます。
在留特別許可~依頼者のうそ~
 一昨年のことですが、外国人女性のAさんから在留特別許可について相談があったときの話です。

 ある日、Aさんから次のような電話がありました。Aさんは、オーバーステイとなって不法滞在ではありますが、日本人男性と結婚して暮らしているので、在留資格を取得して、今後も引き続き日本で暮らしたいとのことでした。
 
 早速、私は、Aさん夫婦が住むマンションに行って、Aさん夫婦に直接お会いして話を聞くことにしました。

 Aさん夫婦は、数ヶ月前に婚姻届を市役所へ提出していましたが、Aさんのそれ以前の経緯に不明なところがありましたので、私は、予めこちらで用意していた履歴書を渡して、「この次にお会いするときまでに、その詳細を履歴書に書いておいてください。」とお話し、その日はそれで帰ることにしました。

 それから、Aさんから連絡がない事に気にはなっていましたが、2週間ほど経って、Aさんから電話がありました。「ごめんなさい。うその結婚でした。」

 婚姻届を提出済みとはいえ、実態のない結婚では在留資格は認められませんし、当然にこの案件はここで中止です。

 Aさんは、おそらく、矛盾なく履歴書を書くことができなかったのだと思います。そして、現実を知って、あきらめて電話をしてきたのだと思います。

 Aさんの私に対する「ごめんなさい」の謝罪の言葉は、罪の意識とともに、私に対する申し訳ないとの素直な気持ちだったと受け止めています。

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テーマ:日記 - ジャンル:ビジネス

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